苦味
苦いコーヒーが美味しいと
思うようになったのはいつからだろう
いつから泣き虫じゃなくなって
怖いと思うようになったのだろう
窓を開けて夜の誘いに
わくわくしていた自分は
いったいどこへ行ってしまったのか
足取り軽く、どこへでも
行ける気がしていた
怖い者知らずの向こう見ずな自分の姿は
今ここにない
何かを諦めるだけの、くたびれた顔で
手離す準備ばかりしてるように見える
手を伸ばすほど失いそうで
泣く事もできない